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老人ホームの基礎知識【9】 ホームの雰囲気で介護の質がわかる
入居するかどうかを決める上で、見学で感じるホームの雰囲気はとても重要です。
入居者の表情
入居者の方の表情は、そのままホームでの生活の質、介護の質を表している
と言って過言ではありません。
リビングなどで思いのままに過ごしている入居者の表情に、いきいきとした笑顔と
穏やかさが感じられるかどうか観察しましょう。
介護スタッフの様子
スタッフの挨拶や笑顔は、介護の質を見定める重要な要素です。
介護という大変な仕事の任務を十分に果たすためには、介護スタッフ自身に
心の余裕がないとできないものです。
介護スタッフが余裕を持って入居者と接しているか、いきいきとした表情で仕事に
臨んでいるかということも十分に観察しましょう。
施設長の人柄
施設長はホーム運営の責任者であり、介護スタッフの上司といえる立場です。
施設長の考え方がホーム全体の雰囲気を左右します。
介護に対する考え方、入居者に対する接し方の確認はもちろん大事ですが、
施設長のマネジメント能力はどうか、という視点も大切です。
スタッフに対する心遣い・思いやりなど、「介護スタッフが力を発揮できる
働きやすい職場作り」のために、施設長が努力していることが大切です。
介護スタッフの心の余裕ややる気は、結果的に質の良い介護につながるからです。