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認知症で行動障害が激しい父を『在宅では無理』と受け入れてくれた!

Aさんは、お父様の認知症の症状がこの1週間で急激に進んでしまい、もう自宅での介護はできないと判断し、有料老人ホームを探す為に当紹介センターに突然いらっしゃいました。

 認知症による徘徊、幻覚、暴言が進み、相談にいらっしゃる前日は、居るはずのない友人を訪ねてタクシーで1時間ほどの町に行き、翌朝戻ってきました。その際にお財布にはなんと200万円の現金を入れて行ったのですが、みごとに全額使い切っていました。金銭感覚も麻痺しており、預金を自分で下ろしては必要のない買物を繰り返しています。最初はAさんもその行動に対し押さえつけるような対応をしていたのですが、だんだんとお父様が暴力的になってきたため、自分のお金だから自由に使っていいよと、放任していたのだそうです。しかし限界です・・・。

Aさんの入居希望条件は次のとおりです。

入居金:1000万円まで

月額利用料:20万円

入居希望時期:早急

入居希望地域:23区西部

 当センターで、お父様のご状況やご希望に該当するホームをヶ所ご紹介し、翌日にはその中のBホームの見学予約を入れました。

 翌日Aさんがホームの見学をしている最中に、ご家族から連絡が入りました。またお父様がタクシーで徘徊に出掛けてしまったようです。

 慌てたAさんと一緒にBホームの入居相談員もお父様を探すのに協力してくださいました。

 自宅から車で時間ほどの場所で保護されたお父様を自宅に連れて帰ることができないため、そのままBホームに宿泊することにしたのですが、お父様は自宅に帰れないことに不満を爆発させ介護スタッフに暴力を奮ったり、廊下にあった消火器で居室の窓を割ったりと暴れました。

 こういった方の入居は断る場合が多い有料老人ホームですが、Bホームでは、「このままの状態で在宅介護は無理」ということで、受け入れてくれました。翌日病院に健康診断書を採りに行き、日後には正式に本入居が決定しました。

 

<相談員より>

 1週間という短期間で進んでしまった認知症の症状。Aさんのお父様にいったい何が起こったのでしょうか。

  また、お父様のBホームでのこれからの生活はどうなるのか、心配の種はまだまだつきませんが、お父様の大変な状況にひるむことなく受け入れてくれたBホームに、Aさんは心の底から感謝していました。

 Bホームの、認知症の方に対する心に寄り添うケアを期待したいですね。

 

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